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CATvocate

CATvocate修了者インタビュー

このコーナーでは、どうやったら猫の看護のスキルを上げることができるか、より専門的な知識を学ぶことができる「CATvocate」の認定プログラムを修了した 獣医師・動物看護師に、リレー形式でお伺いしていきます。

第9回 矢口真央さん(永松動物病院)

CATvocateを取得された理由と参考になったことを教えていただけますか?
猫はもともと好きでしたが、私の知識不足で育てていた保護猫の命を落としてしまった経験から、動物看護師になろうと決めたきっかけになった動物です。そのため専門学校卒業後、都内の猫専門病院に勤務し、より深く猫について学びました。その後地元に戻り、当院は今年で4 年目となります。
CATvocateは自分のスキルアップのために学べるものはないかと探していた時に、以前お世話になった服部先生らがJSFM(ねこ医学会)を設立し、CATvocateをはじめると聞き、受講しようと決めました。
実際に受講してみて、他院の保護猫事業での子猫のケアやスタッフ間での協力の仕方の話などを聞くことができ、当院の取り組みももっと発展できたら良いなと感じました。また、飼い主さんへの説明の仕方や、診察室での猫との空気のつくり方をセミナー通じて改善することができ、今ではより猫にやさしい看護ができるようになったと感じています。
猫の看護で工夫されていることや、勉強されていることはありますか?
当院の待合室は動物種ごとに区切ることが難しいので、少しでも猫の緊張を和らげるためにブランケットを置いています。以前はこちらがお声掛けしてからお渡しするようにしていましたが、あらかじめ待合室に置くことで、飼い主さんがより気軽に活用してくれるようになりました。
また、処置などでお預かりをする際には猫袋を活用しています。飼い主さんの目の前で袋に入れることで、見た目の可愛らしさから飼い主さんも安心され、猫も袋に包まれることで安心してくれる子が増えたので、使い始めて良かったと感じています。
最近では飼い主さん向けの猫の情報ページも読んで、伝わりやすい言葉や説明の仕方を勉強しています。飼い主さんも見ているような記事や内容を、動物病院側も把握することで、より安心して話を聞いてくれると感じています。当院はCFC(CatFriendly Clinic)を目指しており、今後はそれに合わせて飼い主さん向けのリーフレットの作成などの情報発信をしていきたいと考えています。

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